穏健派レブキチのブログ

NBAについて主に書きます。CLE、LALが好きです。

レイカーズのBIG3への方向転換は正しい?

 

 

ラッセルウェストブルックのアンチではありません。

※前回の記事を読んでから読むと、何言ってんだこいつ?となります。ごめんなさい。

 

 

レイカーズの新BIG3レブロンジェームズ、アンソニーデイビスラッセルウェストブルックについて語ります。

前回の記事から1ヶ月しか経っていないという奇跡のやる気っぷりです。(前回は10ヶ月も放置しててごめんなさい)どうぞ。

 

 

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レイカーズはKCP、クズマ、ハレル、1巡目指名権を放出し、ラッセルウェストブルックと2巡目をいくつか獲得しました。このトレードには多くの人が驚いたと思います。シュート力が必要と言われ続けたレイカーズがよりによってウェストブルック…と自分も思いました。確かにこのアセットで獲得できるスター選手は彼しかいないです。というかこのアセットで獲得して、スター選手と言えるのか。ならばバディーヒールドに…とかTHTを含めたアセットでラウリーとトレードしてカルーソと再契約の方が…とまで考えてしまいます。一応レイカーズはFAでシューター(本当にシューターなのか心底怪しいと思ってます)を獲得したので机上ではロスターバランスが悪くはないでしょう。

まぁあんまり悲観的に捉えすぎても、ファンとしてはつまらないと思います。そこで、今回は見出しにもあるように「BIG3への方向転換は正しい」という前回の記事と完璧に矛盾した事を書きます。

 

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そもそもBIG3の良さは「3人のうちが1人かけても機能する」ということです。去年のレイカーズでまさに必要な状況でした。考えたくありませんが、来季AD、レブロンのどちらかが怪我した場合去年と同じことが起こるわけです。ずるずると片方のエースに負担が集中し、もう片方も怪我をする。もしこうなれば、フロントは去年からなにも学ばなかった。という評価になってしまいます。そしてエースの片割れはADです。着地する毎にヒヤッとさせられます。レギュラーシーズン82試合とプレーオフを通して戦い抜けるとは誰も思っていないでしょう。BIG3路線を取らなければならないのは当然であり、さらにレブロンがプレーメイカーを要求、そしてTHTを出さないでレイカーズのアセットで取れる選手はラッセルウェストブルック唯1人だったというわけです。なので「ウェストブルック取っておいて本当良かったわー」となる可能性も結構あると思います。

 

次に「チームの上限は上がった」ということです。チームの上限というのは噛み合いまくって、全員の実力がしっかりと発揮された時の強さです。シュルーダーとラスではやはりラスの方が上の選手ですから、噛み合わないリスクがあっても噛み合った時の強さを考慮すれば、そのリスクは優勝のために取るに足らないリスクです。もう少し分かりやすくする為に例をあげましょう。優勝候補筆頭のブルックリンネッツはカイリー、ハーデン、KDを擁しています。(グリフィン、ミルサップ、ジョーハリスなどは一旦置いときます。置かせてください。)レブロン、ADに続く3番手がシュルーダーであれば、その結果は火を見るより明らかです。そこがレブロン、AD、ラスに変わるだけで噛み合えば勝てる確率はグッと上がります。そういうことです。去年の成績を下回る可能性を秘めながらもチームの最大値は去年より大きくなったと考えていいでしょう。

 

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最後に「レブロンジェームズがヒールドよりラスを要求していたから大丈夫だろ!!!」とでも書いてさらに楽観的にしておきます。レブロンと言えぼ、史上最高のバスケIQを持っています。当たり前ですが、我々ファンが噛み合わないと思っていてもレブロンがラスを勧誘したのでレブロンの頭の中では噛み合うということです。(ラスとADはなにも心配要らない程、相性は良いと思います。)実際レブロンはこれまでプレーメイカーと多くプレーしてきましたが、ラス程のプレーメイカーはいません。レブロンの頭の中でラス、レブロン、ADがプレーオフクラッチタイムで同時にコートに立ち、どんな風に組み立てているのかは分かりません。しかし、少なくとも37歳のレブロンジェームズが休憩してる時もアシスト王が試合に出ているわけです。もう一度言いましょう。レブロンの休憩中もアシスト王が出場している。レブロンファンとしては何年にも渡って悩まされてきた問題が突然解決したようにも感じるのではないでしょうか。そうです。ラッセルウェストブルックは救世主です。

 

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【まとめ】

ウェストブルックはKDに振られ、ポールジョージに振られ、ハーデンに振られ、ビールに振られ、はっきり言ってそういう選手だと今でも思っています。本当に勝てる選手なら優勝を狙いたいビールと組ませ続けるでしょう。それをせず、KCP、クズマ、ハレル1巡目と柔軟性を残したのは、そういう選手だということです。もしレブロン、ADと組んで大した結果が残せないなら、本当にそういう選手で終わってしまうでしょう。しかし、ラッセルウェストブルックに優勝して欲しいというNBAファンも沢山いると思います。自分も選手のタイプとして好きかは別として、人間的には好きですし、ラスが報われて欲しいというNBAファンの1人です。なんかまとめと言いつつ、まとまらなくなってしまったので、無理矢理まとめます。なにが言いたいかと言うと、もう応援しちゃいましょってことです。んなこと言われなくてもシーズン始まったら応援するわ!って人がほとんどでしょうけど、やっぱり不安に思ってしまうのはそれだけ思いが強い裏返しでもあると思います。自分は今回のトレードを正直悲観的に捉えていましたが、実際文字にして書くと案外楽観的になってきました。レイカーズはどっち転んでも後悔の少ない選択になったと思います!よし、応援するしかないぞ!精一杯応援するぞ!がんばレイカーズ、がんばレブロン!!!