穏健派レブキチのブログ

NBAについて主に書きます。CLE、LALが好きです。

レブロンの2度目のキャブス帰還について

 

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レブロンがCLEに帰還するかもしれない。これが割とTwitterでHOTな話題となっていたので、触れたいと思います。レブロンの延長契約の時期となり騒がれ始めました。自分は2021年の時点でこの説を妄想半分ながら、ありえると思ってました。LALがこのまま落ち目になるとすると妄想が現実になるかもしれませんね。

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Twitter見てると2014のレブロン帰還を重ねてる人も多いですが、個人的に2014の帰還と今の状況は結構違うのでは?と思ってます。賛成な人も反対な人もいるようですが、レブロンの状況もCLEのチーム状況も違いますので、その前提を揃えておきたいと思います。自分はレブロンが優勝出来れば良いので、賛成派も反対派でもありません。ただ、Twitterを見ていて、本当に?と思う意見も個人的に見られたので書くことにしました。

 

ちなみに2014年の頃の記憶は曖昧なので、違う部分もあるかもしれませんがご容赦下さい。

 

まず大前提として2014の時はレブロンは追随を許さないNo.1選手だったでしょうし、オールインしない理由もなかったと思います。2013のCLEのチームで言えば、カイリーはオールスターに初めて選出されました。チームは前年から勝ち星を伸ばしていましたが、それでも33勝49敗10位とかなり負け越していました。他にいた期待の若手は、ウェイターズアイランドでお馴染みディオンウェイターズ、1位指名のアンソニーベネットぐらいでしょうか。そしてその次の年1位指名権を引き当て、ベネット+アンドリューヴィギンスというアセットでラブを獲得し、BIG3結成というのがレブロン帰還前後の時期のチーム状況です。 

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では今回もし帰還するとしたらどうでしょうか。レブロンは現在の契約が来季までありますからLALと延長契約せずとも、早くて帰還は再来季。さらに一年歳をとることになる為、レブロンは39歳となっています。いくらレブロンでも他の追随を許さないNo.1選手にいることは想像できません。続いて、CLEのチーム状況はどうでしょうか、ガーランド、アレンと昨季オールスター初選出が2名います。レブロンとプレーする頃には5年目と8年目となっています。まだまだ若手ではありますが、ルーキー契約も終わり中堅に差し掛かっています。加えて、既にCLEの将来の顔だと証明しているモーブリーがいます。彼が最もレブロンと早くする時は3年目。来季オールスター、3年目でオールNBAでも何ら不思議ではない選手です。彼はちょっとレベルが違いますから、1人でプレーオフチームに変えてしまうレベルの選手になるかもしれません。他にも少し伸び悩んではいますが、オコロもいます。今年指名したアバジも期待出来るでしょう。今季の契約交渉次第ではセクストンもいることになります。チームは44勝38敗の8位、プレーインがなければプレーオフチームでした。

 

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ここまでざっくり見てCLEのチーム状況は明らかに2014よりも良く、レブロンの実力は明らかに2014よりも落ちることが分かると思います。そもそも自分はレブロンファンですが、39歳の選手がチームの中心として40分も試合に出れると思いません。大体ベンチでほぼコーチの様に拍手してるか、引退してる39歳しか見たことですから、やはりレブロンだとしても、出場出来て30分くらいではないでしょうか。試合に30分出れるか出れないかの選手を中心としたチーム作りはそもそも不可能だと思うのです。

 

 

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Twitterでは、レブロンにオールインするのは…といったツイートも見られましたがこれは、勘違いしてると思います。レブロンだからオールインするのではなく、優勝できる実力があるからオールインするのです。

今カーメロアンソニーデンバーに戻ってきて、彼にオールインするでしょうか?ウェストブルックがサンダーに戻ってきたら、20個の指名権で3人のオールスター連れてくるでしょうか?

レブロンは移籍を繰り返した先でスーパーチームを作ると言われますが、裏を返せば、常にスーパーチームを作れる実力があるのです。チームがレブロンに賭けたいと思わせる実力かあるのです。そして全てのチームで優勝してきたのがレブロンです。大体どの選手も元のチームで数年オールスターとして活躍し、スーパーチームを組んだ先で3.4年全盛期を保つのが精一杯です。一緒にBIG3を組んだウェイドやボッシュは引退しています。カイリーやラブもかなり年下てすが、既に下り坂です。昨季はADの全盛期も過ぎたと言われる次第です。なのにレブロンはまだオールNBA選手です。スーパーチームを作ると揶揄する人は、レブロンの圧倒的な長寿性を褒めてる様なものなのです。

 

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話がめちゃくちゃそれましたが、何が言いたいかというとレブロンが帰還したとしてもオールインすることにはかなり高い確率でならない気がするです。勿論、将来の1巡目やオコロなんかの若手も伸び悩めばトレード候補に上がるでしょう。しかし、今季もレバート獲得のために1巡目や2巡目を放出してるわけですから、それがオールインかと言われたらチーム作りの一環という形の方が近いはずです。

 

レブロンがいないチームで勝てるチームも見たいという方もいると思います。実際レブロンが来ればチームのサイクルは早まってきたのは事実ですし、嫌悪感があるのは分かります。レブロンが来ることで、再建中にも関わらず将来を捨てて、オールインすることになります。MIAはウェイドがいましたので少し違いましたが、CLEもLALもそうでした。

そう考えると今回の帰還やはり違うように思います。チームが優勝を目指すタイミング。レブロンの契約が終わるタイミング。たまたま同じになるかもしれません。つまり再建中にレブロンが来て、オールインして放り出すのではないのです。レブロンが来て優勝目指すのではなく、優勝出来るチームにレブロンが来るの可能性もあるのではないでしょうか。言うなればGSWにKDが来る。そっちの方が近いかもしれません。KDは全盛期でしたしGSWは73勝チームと完成していましたから別格ですが、イメージそしてはそっち側でも良いと思ってます。

 

 

 

レブロンがどの選択をするのか、まずはLALと延長契約をするのか、レブロンの衰えるスピードはどのくらいなのか。全然予想出来ません。しかし、レブロンがもしCLE帰還を望むならそれは確実に実現すると思っています。それが優勝の為なのか、引退の凱旋なのか、はたまた両方なのか。自分の個人的な意見なのですが、優勝争いとか関係なしに、キャリア最終年はやっぱりCLEが良いなとは思ってます。うまく言語化出来ませんが、あそこはどうしてもMIAともLALともまた違う気がします。レブロンのホームはクリーブランドキャバリアーズです。

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