穏健派レブキチのブログ

NBAについて主に書きます。CLE、LALが好きです。

泣きながらレイカーズの今季を振り返ろう

8ヶ月ぶりです。中々更新できなくてごめんなさい。前回のはシーズン前ですね。

 

今回のテーマは「泣きながらLALの今季を振り返ろう」です。涙で読めなくなるような感動的な大作となる予感です。

 

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早速と言いたいとこですが、今季のLALを振り返る前に、開幕前にどんな予想をしていたのか、昨年の補強案とシーズン開幕直前の2つの記事をサラッと振り返っておきましょう。

 

1つ目の記事。昨年の7月に書いたものです。補強案として、何もしないがベスト。これを結論に書きました。KCP、クズマ、1巡目を手堅く残し、カルーソとシュルーダーは再契約しながら、ハレルはおさらばかな。マシューズ、キーフはミニマムで残ってくれるなら残したい。足りない要素はシーズン中に動くのが1番最短で王座奪還になるだろう!というお話でした。

 

実際に迎えたオフシーズン。起こったのは、ラッセルウェストブルック⇄KCP、クズマ、ハレル、1巡目のトレード。そしてカルーソとシュルーダーとの再契約を逃しました。言ってしまえば、自分を含むファンが望んでいたことと真逆のチーム作りが行われてしまいました。

 

 

このトレードを基に2つ目の記事、昨年9月に開幕直前の予想をしました。ちなみに余談ですが、Twitterで「何でウェストブルックなの…」と呟いていたら、こんなことを言われました。「なんでそんな悲観的なんですか?ファンなら楽しみましょうよ!」と。いやごもっともです。ファンなら楽しむ。これは大切なことです。でも、当時を振り返って悲観的かと言われてしまえば、違ったのかもしれません。悪いところを探していたわけではありません。客観的に見て悲観していたのです。しかし、自分はそうだな!楽しめる記事を書こう!とウェストブルック加入がどんな良い影響を与えるのか、めちゃくちゃ希望的観測で書きました。それでもなお、そもそもウェストブルックは現在スター選手なのか?という疑問を感じていることがヒシヒシと伝わる記事になっておりました。

まぁ開幕前から結構予想していたところはあるよねってことです。プレーインを逃すのは全く予想してませんでしたが。

 

良ければ、「オフシーズンは何もしないがベスト?」と「BIG3への方向転換は正しい」の2つを読んでみて下さい。

 

 

 

長々となりましたがここから本題です。2021-22シーズンを振り返りましょう。

まずはプレシーズン5連敗。早くも爆弾です。プレシーズンとはいえ、5連敗。漂う暗雲、弱小感満載の負けっぷりでした。早い。躓くところが早い。でも、モンクがキレキレのスコアリングを見せてました。モンクさんは最終的にレブロンと並んで今季の主人公になりました。来季残したいです。

 

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レギュラーシーズンが開幕。まずウェストブルックは完全に違う。獲得は間違えたと思わされるプレーを連発します。あまりに酷いターンオーバーの質と数。ADへのロブパスは、ADを3人縦に重ねたぐらいの高さに投げてました。シュートが入らない、ターンオーバーが多い。これはまだ予想できたことです。ただ、パスが下手。アシスト、クリエイト能力がない。これは、今まで知らないことでした。レブロンのいない時間帯に。。。と思ってましたが、全くギャップを作れません。たまにメロが活躍するのが嬉しかっですね。レブロンは早々に腹部から鼠蹊部にかけての痛みで離脱します。レブロンの離脱期間タンクするOKC相手に20点差で勝ってる試合を2試合もひっくり返されます。ベテランチームとは思えないゲーム運びに不安が募っていくレイカーズファンなのでした。老サンゼルス高齢カーズの誕生です。

 

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開幕直後はディフェンスの不安からDNPにもなっていたモンクが徐々に頭角を表します。ってかディフェンス崩壊してるし、ディフェンスに難あるモンク入れても変わらんやろ。モンクに文句なし。そんなプレーも多く、覚醒を予感させます。それでも、勝率は5割をいったりきたり、連敗と連勝を繰り返し、たまに噛み合っている!?と方向性が見える試合もありました。しかし、ここに落とし穴。序盤の日程は非常に簡単。逆に後半戦は本当に強豪ばかりと当たる日程になっているのでした。そんな簡単な日程で5割キープがやっとの前半戦。ADは膝の怪我で離脱。他にも怪我人も多く、中々復帰しません。レブロンセンターが遂に解放されます。レブロンがスモールセンターをやった試合は何度も見たことありますが、スタメンの時点でスモールセンターをやってるのは初めて見ました。実際初めてだったそうです。ここからレブロンへの負担が一気に増加。レブロンの平均得点もグングン上がっていきます。及第点を与えられていたのは、カーメロ、レブロン、くらいだったでしょうか。

 

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ってかエリントン、ベイズモアはどこいった。あっいたいた応援団だ。仕方ない。アリーザ…ナン…早く戻ってきてくれ。そう思っていました。このあと2人戻ってきてから!話はそれからだ!この時は割と本気でそう思っていました。いずれ、2人がどうなるのかこの時は誰も知りません。

 

その代わりに、オースティンリーヴスやスタンリージョンソンという新戦力も躍動し始めます。ブザビを沈めたり、ゴベアをゴール下で圧倒したり。ハングリーとディフェンスはLALに必要な要素でした。スタンリージョンソンに至っては3回の10日間契約の末に本契約。レイカーズファンとしては納得の契約でした。

ちなみにこの2人の台頭でウェストブルックがクラッチタイムに起用されない事件が起こり、結構揉めたとか拗ねたとか。ヴォーゲルも大変です。

 

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色々ありましたが少しずつ、これはAD復帰で一気に盛り返せるポジションバランスになってきたのでは?という雰囲気は忘れません。今季ずっとお通夜だったわけではありませんよ。だってレブロン+若手の時めっちゃ楽しいんだもん。モンク、リーヴス、THT、スタンリージョンソン、レブロンこのラインナップ最高です。ランしか起こりません。そうして、満を持してADが復帰。今季得点王となるエンビードといきなりマッチアップして、めっちゃくちゃ止めます。やはり現役最高ビッグマンなのでは?と思わせる復帰早々4ブロックでエンビードと渡り合うのやばすぎました。と思いきや、そう上手くいきません。ジャズ戦でルディゴベアの足を踏んで足首を強く捻って離脱。

 

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この怪我が最終的に全休になりました。しかも前半戦のADとは違い、攻守で違いを作っているのを見せつけた後での離脱でした。すごく辛かった覚えがあります。レブロンヴォーゲルの表情は今季難しいことを意味していました。残念ながらここからはベンチに座った高そうな服をきたアンソニーデイビスさんしか映りません。

 

 

僅かな希望が潰えた現実逃避で迎えた折り返し地点のオールスター。ってか殿堂入り5人のスーパーチーム!と言われながらもレブロン1人しかオールスターに選ばれてません。実は、このチーム、オールスター選手1人に後期高齢者を沢山くっつけただけのチームなのでは?と言いたいですが、ここはなんとか良心的なレブロンファンに蓋をしてもらいました。

 

トレードデッドラインに何も動かず、いや実際には何も動けなかったというのが正しいのかもしれません。バイアウト市場でも勿論うんともすんとも言わず。

 

ここからは、レブロンの気持ちが切れたのでしょう。チームの崩壊が止まりませんでした。良くも悪くもレブロンのモチベーションに依存しているチームです。さらに、挙げ句の果てにはウェストブルックの妻に殺害予告が出る始末。彼の不甲斐ないプレーに怒りが出るファンの気持ちも少なからず分かりますが、たかがエンターテイメントでここまでなるのもどうかと思います。そんでもってレブロンの膝、足首も明らかに万全ではありません。まぁ37歳で40分の試合が続いたらそりゃだめよね。スタメンセンターレブロンジェームズを失って、ウェインゲイブリエルの加入でなんとかビッグマンを補充して、やりくりしますがもう時すでに遅し。崩壊していましたが、来季に結構影響するくらいの崩壊の一途を辿ります。2018-19はまだ若いから良かったものの、おっさん達で崩壊していきました。2年前の栄光から一転、NBA史でも残るような笑いものチームになりましたとさ。

 

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最後ちょろっとBIG3休ませて、リーヴスがトリプルダブルしたり、THTは伸び悩んだけど、40点取ったりもありました。スタンリージョンソンはオールラウンダーとしての素材を磨き、マリークモンクはスコアラーとして完全に覚醒。ゲイブリエルは長さと機動力で価値を示しました。若手は楽しかった。できるできないじゃなくて、やろうとしてるからね。

 

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最後に有終の美(?)を飾ったのは、HC解雇騒動。フランクヴォーゲルは直接の解雇を言われずに記者から解雇の話を知る始末。最後の最後まで全世界中に恥を晒してます。日本のレイカーズファンはここが1番怒りポイントの人も多かったようです。まぁ優勝監督ですからね。どんなディスリスペクトな扱いだって感じです。素晴らしい監督でした。本当に惜しいことをしたと思います。今後も違うチームで活躍し続けることでしょう。優勝をありがとう。

 

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はい、こんな感じで結構はしょりましたが、総じて今季はダメダメでした。もう少し、ひとつひとつの試合に焦点を当てても良かったですが、怠惰なので字数的にきつかったです。ハワードとADの揉み合い、レブロンピストンズ戦流血乱闘事件、ロンドトレード、ラスのクラッチ3、些細な波風が立ったことは沢山ありました。分かることはフロントはクソ。それに尽きました。あとレブロンは平均30点乗せて素直に凄いと思いました。彼も史上唯一の3万得点1万リバウンド、1万アシストの達成や通算得点2位につける3万7000点の獲得をしていましたが、負け試合ばっかで全然嬉しくなかったです。お疲れ様でした。

 

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戦術的なことでもなく、チーム作り的なことに触れるわけでもなく淡々とあったことを振り返って何になるんだという感じになりました。でも、そっちに触れるとウェストブルックだけを戦犯にするな!とかレブロンジェームズはチーム作りに関わりすぎだ!みたいな、この1年間議論し続けたけど、わかんなかった結論に帰着するのでやめました。

 

ただ振り返って泣こうということです。泣こうとしたら怒りが湧いてます。約4500文字疲れました。もうすぐオフシーズンです。来季は良い年になることを願います。プレーオフなんて知らん。また書けるときに書きます。それでは。