穏健派レブキチのブログ

NBAについて主に書きます。CLE、LALが好きです。

レブロンの2度目のキャブス帰還について

 

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レブロンがCLEに帰還するかもしれない。これが割とTwitterでHOTな話題となっていたので、触れたいと思います。レブロンの延長契約の時期となり騒がれ始めました。自分は2021年の時点でこの説を妄想半分ながら、ありえると思ってました。LALがこのまま落ち目になるとすると妄想が現実になるかもしれませんね。

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Twitter見てると2014のレブロン帰還を重ねてる人も多いですが、個人的に2014の帰還と今の状況は結構違うのでは?と思ってます。賛成な人も反対な人もいるようですが、レブロンの状況もCLEのチーム状況も違いますので、その前提を揃えておきたいと思います。自分はレブロンが優勝出来れば良いので、賛成派も反対派でもありません。ただ、Twitterを見ていて、本当に?と思う意見も個人的に見られたので書くことにしました。

 

ちなみに2014年の頃の記憶は曖昧なので、違う部分もあるかもしれませんがご容赦下さい。

 

まず大前提として2014の時はレブロンは追随を許さないNo.1選手だったでしょうし、オールインしない理由もなかったと思います。2013のCLEのチームで言えば、カイリーはオールスターに初めて選出されました。チームは前年から勝ち星を伸ばしていましたが、それでも33勝49敗10位とかなり負け越していました。他にいた期待の若手は、ウェイターズアイランドでお馴染みディオンウェイターズ、1位指名のアンソニーベネットぐらいでしょうか。そしてその次の年1位指名権を引き当て、ベネット+アンドリューヴィギンスというアセットでラブを獲得し、BIG3結成というのがレブロン帰還前後の時期のチーム状況です。 

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では今回もし帰還するとしたらどうでしょうか。レブロンは現在の契約が来季までありますからLALと延長契約せずとも、早くて帰還は再来季。さらに一年歳をとることになる為、レブロンは39歳となっています。いくらレブロンでも他の追随を許さないNo.1選手にいることは想像できません。続いて、CLEのチーム状況はどうでしょうか、ガーランド、アレンと昨季オールスター初選出が2名います。レブロンとプレーする頃には5年目と8年目となっています。まだまだ若手ではありますが、ルーキー契約も終わり中堅に差し掛かっています。加えて、既にCLEの将来の顔だと証明しているモーブリーがいます。彼が最もレブロンと早くする時は3年目。来季オールスター、3年目でオールNBAでも何ら不思議ではない選手です。彼はちょっとレベルが違いますから、1人でプレーオフチームに変えてしまうレベルの選手になるかもしれません。他にも少し伸び悩んではいますが、オコロもいます。今年指名したアバジも期待出来るでしょう。今季の契約交渉次第ではセクストンもいることになります。チームは44勝38敗の8位、プレーインがなければプレーオフチームでした。

 

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ここまでざっくり見てCLEのチーム状況は明らかに2014よりも良く、レブロンの実力は明らかに2014よりも落ちることが分かると思います。そもそも自分はレブロンファンですが、39歳の選手がチームの中心として40分も試合に出れると思いません。大体ベンチでほぼコーチの様に拍手してるか、引退してる39歳しか見たことですから、やはりレブロンだとしても、出場出来て30分くらいではないでしょうか。試合に30分出れるか出れないかの選手を中心としたチーム作りはそもそも不可能だと思うのです。

 

 

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Twitterでは、レブロンにオールインするのは…といったツイートも見られましたがこれは、勘違いしてると思います。レブロンだからオールインするのではなく、優勝できる実力があるからオールインするのです。

今カーメロアンソニーデンバーに戻ってきて、彼にオールインするでしょうか?ウェストブルックがサンダーに戻ってきたら、20個の指名権で3人のオールスター連れてくるでしょうか?

レブロンは移籍を繰り返した先でスーパーチームを作ると言われますが、裏を返せば、常にスーパーチームを作れる実力があるのです。チームがレブロンに賭けたいと思わせる実力かあるのです。そして全てのチームで優勝してきたのがレブロンです。大体どの選手も元のチームで数年オールスターとして活躍し、スーパーチームを組んだ先で3.4年全盛期を保つのが精一杯です。一緒にBIG3を組んだウェイドやボッシュは引退しています。カイリーやラブもかなり年下てすが、既に下り坂です。昨季はADの全盛期も過ぎたと言われる次第です。なのにレブロンはまだオールNBA選手です。スーパーチームを作ると揶揄する人は、レブロンの圧倒的な長寿性を褒めてる様なものなのです。

 

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話がめちゃくちゃそれましたが、何が言いたいかというとレブロンが帰還したとしてもオールインすることにはかなり高い確率でならない気がするです。勿論、将来の1巡目やオコロなんかの若手も伸び悩めばトレード候補に上がるでしょう。しかし、今季もレバート獲得のために1巡目や2巡目を放出してるわけですから、それがオールインかと言われたらチーム作りの一環という形の方が近いはずです。

 

レブロンがいないチームで勝てるチームも見たいという方もいると思います。実際レブロンが来ればチームのサイクルは早まってきたのは事実ですし、嫌悪感があるのは分かります。レブロンが来ることで、再建中にも関わらず将来を捨てて、オールインすることになります。MIAはウェイドがいましたので少し違いましたが、CLEもLALもそうでした。

そう考えると今回の帰還やはり違うように思います。チームが優勝を目指すタイミング。レブロンの契約が終わるタイミング。たまたま同じになるかもしれません。つまり再建中にレブロンが来て、オールインして放り出すのではないのです。レブロンが来て優勝目指すのではなく、優勝出来るチームにレブロンが来るの可能性もあるのではないでしょうか。言うなればGSWにKDが来る。そっちの方が近いかもしれません。KDは全盛期でしたしGSWは73勝チームと完成していましたから別格ですが、イメージそしてはそっち側でも良いと思ってます。

 

 

 

レブロンがどの選択をするのか、まずはLALと延長契約をするのか、レブロンの衰えるスピードはどのくらいなのか。全然予想出来ません。しかし、レブロンがもしCLE帰還を望むならそれは確実に実現すると思っています。それが優勝の為なのか、引退の凱旋なのか、はたまた両方なのか。自分の個人的な意見なのですが、優勝争いとか関係なしに、キャリア最終年はやっぱりCLEが良いなとは思ってます。うまく言語化出来ませんが、あそこはどうしてもMIAともLALともまた違う気がします。レブロンのホームはクリーブランドキャバリアーズです。

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泣きながらレイカーズの今季を振り返ろう

8ヶ月ぶりです。中々更新できなくてごめんなさい。前回のはシーズン前ですね。

 

今回のテーマは「泣きながらLALの今季を振り返ろう」です。涙で読めなくなるような感動的な大作となる予感です。

 

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早速と言いたいとこですが、今季のLALを振り返る前に、開幕前にどんな予想をしていたのか、昨年の補強案とシーズン開幕直前の2つの記事をサラッと振り返っておきましょう。

 

1つ目の記事。昨年の7月に書いたものです。補強案として、何もしないがベスト。これを結論に書きました。KCP、クズマ、1巡目を手堅く残し、カルーソとシュルーダーは再契約しながら、ハレルはおさらばかな。マシューズ、キーフはミニマムで残ってくれるなら残したい。足りない要素はシーズン中に動くのが1番最短で王座奪還になるだろう!というお話でした。

 

実際に迎えたオフシーズン。起こったのは、ラッセルウェストブルック⇄KCP、クズマ、ハレル、1巡目のトレード。そしてカルーソとシュルーダーとの再契約を逃しました。言ってしまえば、自分を含むファンが望んでいたことと真逆のチーム作りが行われてしまいました。

 

 

このトレードを基に2つ目の記事、昨年9月に開幕直前の予想をしました。ちなみに余談ですが、Twitterで「何でウェストブルックなの…」と呟いていたら、こんなことを言われました。「なんでそんな悲観的なんですか?ファンなら楽しみましょうよ!」と。いやごもっともです。ファンなら楽しむ。これは大切なことです。でも、当時を振り返って悲観的かと言われてしまえば、違ったのかもしれません。悪いところを探していたわけではありません。客観的に見て悲観していたのです。しかし、自分はそうだな!楽しめる記事を書こう!とウェストブルック加入がどんな良い影響を与えるのか、めちゃくちゃ希望的観測で書きました。それでもなお、そもそもウェストブルックは現在スター選手なのか?という疑問を感じていることがヒシヒシと伝わる記事になっておりました。

まぁ開幕前から結構予想していたところはあるよねってことです。プレーインを逃すのは全く予想してませんでしたが。

 

良ければ、「オフシーズンは何もしないがベスト?」と「BIG3への方向転換は正しい」の2つを読んでみて下さい。

 

 

 

長々となりましたがここから本題です。2021-22シーズンを振り返りましょう。

まずはプレシーズン5連敗。早くも爆弾です。プレシーズンとはいえ、5連敗。漂う暗雲、弱小感満載の負けっぷりでした。早い。躓くところが早い。でも、モンクがキレキレのスコアリングを見せてました。モンクさんは最終的にレブロンと並んで今季の主人公になりました。来季残したいです。

 

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レギュラーシーズンが開幕。まずウェストブルックは完全に違う。獲得は間違えたと思わされるプレーを連発します。あまりに酷いターンオーバーの質と数。ADへのロブパスは、ADを3人縦に重ねたぐらいの高さに投げてました。シュートが入らない、ターンオーバーが多い。これはまだ予想できたことです。ただ、パスが下手。アシスト、クリエイト能力がない。これは、今まで知らないことでした。レブロンのいない時間帯に。。。と思ってましたが、全くギャップを作れません。たまにメロが活躍するのが嬉しかっですね。レブロンは早々に腹部から鼠蹊部にかけての痛みで離脱します。レブロンの離脱期間タンクするOKC相手に20点差で勝ってる試合を2試合もひっくり返されます。ベテランチームとは思えないゲーム運びに不安が募っていくレイカーズファンなのでした。老サンゼルス高齢カーズの誕生です。

 

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開幕直後はディフェンスの不安からDNPにもなっていたモンクが徐々に頭角を表します。ってかディフェンス崩壊してるし、ディフェンスに難あるモンク入れても変わらんやろ。モンクに文句なし。そんなプレーも多く、覚醒を予感させます。それでも、勝率は5割をいったりきたり、連敗と連勝を繰り返し、たまに噛み合っている!?と方向性が見える試合もありました。しかし、ここに落とし穴。序盤の日程は非常に簡単。逆に後半戦は本当に強豪ばかりと当たる日程になっているのでした。そんな簡単な日程で5割キープがやっとの前半戦。ADは膝の怪我で離脱。他にも怪我人も多く、中々復帰しません。レブロンセンターが遂に解放されます。レブロンがスモールセンターをやった試合は何度も見たことありますが、スタメンの時点でスモールセンターをやってるのは初めて見ました。実際初めてだったそうです。ここからレブロンへの負担が一気に増加。レブロンの平均得点もグングン上がっていきます。及第点を与えられていたのは、カーメロ、レブロン、くらいだったでしょうか。

 

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ってかエリントン、ベイズモアはどこいった。あっいたいた応援団だ。仕方ない。アリーザ…ナン…早く戻ってきてくれ。そう思っていました。このあと2人戻ってきてから!話はそれからだ!この時は割と本気でそう思っていました。いずれ、2人がどうなるのかこの時は誰も知りません。

 

その代わりに、オースティンリーヴスやスタンリージョンソンという新戦力も躍動し始めます。ブザビを沈めたり、ゴベアをゴール下で圧倒したり。ハングリーとディフェンスはLALに必要な要素でした。スタンリージョンソンに至っては3回の10日間契約の末に本契約。レイカーズファンとしては納得の契約でした。

ちなみにこの2人の台頭でウェストブルックがクラッチタイムに起用されない事件が起こり、結構揉めたとか拗ねたとか。ヴォーゲルも大変です。

 

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色々ありましたが少しずつ、これはAD復帰で一気に盛り返せるポジションバランスになってきたのでは?という雰囲気は忘れません。今季ずっとお通夜だったわけではありませんよ。だってレブロン+若手の時めっちゃ楽しいんだもん。モンク、リーヴス、THT、スタンリージョンソン、レブロンこのラインナップ最高です。ランしか起こりません。そうして、満を持してADが復帰。今季得点王となるエンビードといきなりマッチアップして、めっちゃくちゃ止めます。やはり現役最高ビッグマンなのでは?と思わせる復帰早々4ブロックでエンビードと渡り合うのやばすぎました。と思いきや、そう上手くいきません。ジャズ戦でルディゴベアの足を踏んで足首を強く捻って離脱。

 

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この怪我が最終的に全休になりました。しかも前半戦のADとは違い、攻守で違いを作っているのを見せつけた後での離脱でした。すごく辛かった覚えがあります。レブロンヴォーゲルの表情は今季難しいことを意味していました。残念ながらここからはベンチに座った高そうな服をきたアンソニーデイビスさんしか映りません。

 

 

僅かな希望が潰えた現実逃避で迎えた折り返し地点のオールスター。ってか殿堂入り5人のスーパーチーム!と言われながらもレブロン1人しかオールスターに選ばれてません。実は、このチーム、オールスター選手1人に後期高齢者を沢山くっつけただけのチームなのでは?と言いたいですが、ここはなんとか良心的なレブロンファンに蓋をしてもらいました。

 

トレードデッドラインに何も動かず、いや実際には何も動けなかったというのが正しいのかもしれません。バイアウト市場でも勿論うんともすんとも言わず。

 

ここからは、レブロンの気持ちが切れたのでしょう。チームの崩壊が止まりませんでした。良くも悪くもレブロンのモチベーションに依存しているチームです。さらに、挙げ句の果てにはウェストブルックの妻に殺害予告が出る始末。彼の不甲斐ないプレーに怒りが出るファンの気持ちも少なからず分かりますが、たかがエンターテイメントでここまでなるのもどうかと思います。そんでもってレブロンの膝、足首も明らかに万全ではありません。まぁ37歳で40分の試合が続いたらそりゃだめよね。スタメンセンターレブロンジェームズを失って、ウェインゲイブリエルの加入でなんとかビッグマンを補充して、やりくりしますがもう時すでに遅し。崩壊していましたが、来季に結構影響するくらいの崩壊の一途を辿ります。2018-19はまだ若いから良かったものの、おっさん達で崩壊していきました。2年前の栄光から一転、NBA史でも残るような笑いものチームになりましたとさ。

 

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最後ちょろっとBIG3休ませて、リーヴスがトリプルダブルしたり、THTは伸び悩んだけど、40点取ったりもありました。スタンリージョンソンはオールラウンダーとしての素材を磨き、マリークモンクはスコアラーとして完全に覚醒。ゲイブリエルは長さと機動力で価値を示しました。若手は楽しかった。できるできないじゃなくて、やろうとしてるからね。

 

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最後に有終の美(?)を飾ったのは、HC解雇騒動。フランクヴォーゲルは直接の解雇を言われずに記者から解雇の話を知る始末。最後の最後まで全世界中に恥を晒してます。日本のレイカーズファンはここが1番怒りポイントの人も多かったようです。まぁ優勝監督ですからね。どんなディスリスペクトな扱いだって感じです。素晴らしい監督でした。本当に惜しいことをしたと思います。今後も違うチームで活躍し続けることでしょう。優勝をありがとう。

 

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はい、こんな感じで結構はしょりましたが、総じて今季はダメダメでした。もう少し、ひとつひとつの試合に焦点を当てても良かったですが、怠惰なので字数的にきつかったです。ハワードとADの揉み合い、レブロンピストンズ戦流血乱闘事件、ロンドトレード、ラスのクラッチ3、些細な波風が立ったことは沢山ありました。分かることはフロントはクソ。それに尽きました。あとレブロンは平均30点乗せて素直に凄いと思いました。彼も史上唯一の3万得点1万リバウンド、1万アシストの達成や通算得点2位につける3万7000点の獲得をしていましたが、負け試合ばっかで全然嬉しくなかったです。お疲れ様でした。

 

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戦術的なことでもなく、チーム作り的なことに触れるわけでもなく淡々とあったことを振り返って何になるんだという感じになりました。でも、そっちに触れるとウェストブルックだけを戦犯にするな!とかレブロンジェームズはチーム作りに関わりすぎだ!みたいな、この1年間議論し続けたけど、わかんなかった結論に帰着するのでやめました。

 

ただ振り返って泣こうということです。泣こうとしたら怒りが湧いてます。約4500文字疲れました。もうすぐオフシーズンです。来季は良い年になることを願います。プレーオフなんて知らん。また書けるときに書きます。それでは。

 

 

 

レイカーズのBIG3への方向転換は正しい?

 

 

ラッセルウェストブルックのアンチではありません。

※前回の記事を読んでから読むと、何言ってんだこいつ?となります。ごめんなさい。

 

 

レイカーズの新BIG3レブロンジェームズ、アンソニーデイビスラッセルウェストブルックについて語ります。

前回の記事から1ヶ月しか経っていないという奇跡のやる気っぷりです。(前回は10ヶ月も放置しててごめんなさい)どうぞ。

 

 

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レイカーズはKCP、クズマ、ハレル、1巡目指名権を放出し、ラッセルウェストブルックと2巡目をいくつか獲得しました。このトレードには多くの人が驚いたと思います。シュート力が必要と言われ続けたレイカーズがよりによってウェストブルック…と自分も思いました。確かにこのアセットで獲得できるスター選手は彼しかいないです。というかこのアセットで獲得して、スター選手と言えるのか。ならばバディーヒールドに…とかTHTを含めたアセットでラウリーとトレードしてカルーソと再契約の方が…とまで考えてしまいます。一応レイカーズはFAでシューター(本当にシューターなのか心底怪しいと思ってます)を獲得したので机上ではロスターバランスが悪くはないでしょう。

まぁあんまり悲観的に捉えすぎても、ファンとしてはつまらないと思います。そこで、今回は見出しにもあるように「BIG3への方向転換は正しい」という前回の記事と完璧に矛盾した事を書きます。

 

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そもそもBIG3の良さは「3人のうちが1人かけても機能する」ということです。去年のレイカーズでまさに必要な状況でした。考えたくありませんが、来季AD、レブロンのどちらかが怪我した場合去年と同じことが起こるわけです。ずるずると片方のエースに負担が集中し、もう片方も怪我をする。もしこうなれば、フロントは去年からなにも学ばなかった。という評価になってしまいます。そしてエースの片割れはADです。着地する毎にヒヤッとさせられます。レギュラーシーズン82試合とプレーオフを通して戦い抜けるとは誰も思っていないでしょう。BIG3路線を取らなければならないのは当然であり、さらにレブロンがプレーメイカーを要求、そしてTHTを出さないでレイカーズのアセットで取れる選手はラッセルウェストブルック唯1人だったというわけです。なので「ウェストブルック取っておいて本当良かったわー」となる可能性も結構あると思います。

 

次に「チームの上限は上がった」ということです。チームの上限というのは噛み合いまくって、全員の実力がしっかりと発揮された時の強さです。シュルーダーとラスではやはりラスの方が上の選手ですから、噛み合わないリスクがあっても噛み合った時の強さを考慮すれば、そのリスクは優勝のために取るに足らないリスクです。もう少し分かりやすくする為に例をあげましょう。優勝候補筆頭のブルックリンネッツはカイリー、ハーデン、KDを擁しています。(グリフィン、ミルサップ、ジョーハリスなどは一旦置いときます。置かせてください。)レブロン、ADに続く3番手がシュルーダーであれば、その結果は火を見るより明らかです。そこがレブロン、AD、ラスに変わるだけで噛み合えば勝てる確率はグッと上がります。そういうことです。去年の成績を下回る可能性を秘めながらもチームの最大値は去年より大きくなったと考えていいでしょう。

 

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最後に「レブロンジェームズがヒールドよりラスを要求していたから大丈夫だろ!!!」とでも書いてさらに楽観的にしておきます。レブロンと言えぼ、史上最高のバスケIQを持っています。当たり前ですが、我々ファンが噛み合わないと思っていてもレブロンがラスを勧誘したのでレブロンの頭の中では噛み合うということです。(ラスとADはなにも心配要らない程、相性は良いと思います。)実際レブロンはこれまでプレーメイカーと多くプレーしてきましたが、ラス程のプレーメイカーはいません。レブロンの頭の中でラス、レブロン、ADがプレーオフクラッチタイムで同時にコートに立ち、どんな風に組み立てているのかは分かりません。しかし、少なくとも37歳のレブロンジェームズが休憩してる時もアシスト王が試合に出ているわけです。もう一度言いましょう。レブロンの休憩中もアシスト王が出場している。レブロンファンとしては何年にも渡って悩まされてきた問題が突然解決したようにも感じるのではないでしょうか。そうです。ラッセルウェストブルックは救世主です。

 

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【まとめ】

ウェストブルックはKDに振られ、ポールジョージに振られ、ハーデンに振られ、ビールに振られ、はっきり言ってそういう選手だと今でも思っています。本当に勝てる選手なら優勝を狙いたいビールと組ませ続けるでしょう。それをせず、KCP、クズマ、ハレル1巡目と柔軟性を残したのは、そういう選手だということです。もしレブロン、ADと組んで大した結果が残せないなら、本当にそういう選手で終わってしまうでしょう。しかし、ラッセルウェストブルックに優勝して欲しいというNBAファンも沢山いると思います。自分も選手のタイプとして好きかは別として、人間的には好きですし、ラスが報われて欲しいというNBAファンの1人です。なんかまとめと言いつつ、まとまらなくなってしまったので、無理矢理まとめます。なにが言いたいかと言うと、もう応援しちゃいましょってことです。んなこと言われなくてもシーズン始まったら応援するわ!って人がほとんどでしょうけど、やっぱり不安に思ってしまうのはそれだけ思いが強い裏返しでもあると思います。自分は今回のトレードを正直悲観的に捉えていましたが、実際文字にして書くと案外楽観的になってきました。レイカーズはどっち転んでも後悔の少ない選択になったと思います!よし、応援するしかないぞ!精一杯応援するぞ!がんばレイカーズ、がんばレブロン!!!

LALのオフシーズンは何もしないがベスト!?

 

 

久しぶりです。約10ヶ月ぶりという失踪をかましました。サボってたわけじゃないんですよ。色々ありました。Twitterも数ヶ月くらい浮上してなかったのもごめんなさい🙏今回はオフシーズンの補強案を考えていきたいと思います。

 

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あと誤字脱字の言い訳として、最近はインターンの申し込みとかESとかトイックの勉強とか期末試験とか部活とか、やる事めちゃくちゃあるんですよね。。。就活ってこんな早く始まるの?ってなってます。間に合うのかは知りません。来年の今頃には内定ください。まぁその息抜きにぱぱっと書いてる感じです。そんな参考にならないでしょうけど、30分以内で書きます。あっヤニスおめでとう(遅い) 素晴らしいパフォーマンスで、次世代を感じさせました。

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補強案の前に今シーズンのLALの総括しとくと、正直に「怪我」につきますね。怪我がなければサンズに勝ってたという人もいますし、これは憶測にしかすぎませんが、勝つチャンスも十分に持っていたチームだったと思います。

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歯車が大きく狂い出したのはADの怪我、レブロンの怪我、ドラモンド加入後に、シュルーダーのコロナ離脱。これが意外と痛かった。プレーオフ直前でチーム全員で合わせる機会が殆ど無かった。そして再びプレーオフでADの怪我。なるべくしてなったレブロンジェームズキャリア初の1回戦敗退でした。

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オフシーズンの短さとか、オールスター突然やる事にしたとか色々言われてますけど、もう振り返って文句言っても、2021ワールドチャンピオンはヤニス率いるバックスに取られたわけですから、来季は観客のいる完璧な形で奪還し、2020との同時優勝パレードをせねばなりません。長々と前置きを話してしまい、ここまで15分使ってしまったわけなんですけども、ここから補強案です。どうぞ。

 

【補強案】

「来年と同じメンツで挑む」

これが個人的にベストです。

 

何もしないっても再契約はするんですけどね。トレードだったり、無闇に動かないということです。まぁタイトルでネタバレはしてるので、こんだっけ引っ張ってやっぱり手抜きかよ。って思ったかもしれませんが、めちゃくちゃ考えました。色んなトレード案とか、色んなFAとか考えましたが、今の選手と可能な限り再契約をし、そして健康で挑む事がベストな選択肢だと思います。ちなみに、来季契約下にあるのはレブロン、AD、クズマ、KCP、ガソル、マッキーニー、(ハレル:プレイヤーオプションを行使した場合)だと思います。

 

 

では、大きくロスターチェンジをしないのがベストなのかという理由をつらつらと書いていきます。

 

まずTHT、カルーソは再契約はマストです。ここは皆さん共通認識、THTやカルーソ側も望んでいるのではないでしょうか。むしろ優勝したシーズンならもっと貢献度を重視されて高騰していた可能性もありますが、カルーソは10M前後に収まりそうです。

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THTはPOでの活躍は限定的でしたので何とも言えませんか、ポテンシャルにかけてくる再建チームがいる可能性も高く、予想しずらいです。多分実力なら5〜8Mあたりでしょうが、20歳なことを考えると、もう少し上がるかもしれません。ちなみに彼はオフシーズンはシューティングに徹底的に時間をかけるという話があったのでLALでのニーズを理解して、残りたいという意思表示でもあると思います(考えすぎ)

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一番問題になってるシュルーダーは再契約した方がいいのか。

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はい、しましょう!というか再契約しないと、シュルーダー以上の戦力を獲得する事は出来ません。シュルーダーの契約金FAに使えばいいじゃんと思う人もいるでしょうが、無理です。契約の色んなアレがあって再契約だから4年84Mもオファー出来るんだそうです。そしてシュルーダー側にもメリットはあります。だって他のチームこんなに出してくれないでしょ。再契約だから出せる金額でもあるみたいです。5年150Mとかふざけた噂が出ていますが、どっこもそんな金額払いません。唯一シュルーダー再契約しなくていい場合は、超高い金額しか再契約を呑んでくれない時、超格安でデローザンが来る時くらいです。さすがにガードにデローザンとシュルーダーを並べるのはレブロン、ADの横にはきついでしょう。

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再契約しなくていいと思うのは、ドラモンド、ハレルくらいです。ドランモンドは単純にニーズに合いません。ハレルは10M以上払ってくれるチームが無さそうなら、プレイヤーオプションを行使してレイカーズに残りそうですが、サインアンドトレードの駒になる可能性もありそうです。クズマ、ハレル、22位指名⇄バディヒールド的な噂もありました。

ついでにクズマの話もしておきましょうか。はっきり言って過去最低に価値が下がってます。だからこそトレードしない方がいいと思うのです。ディフェンスも成長して、オフェンスリバウンドでキャリアハイの存在感を示し、少なからず自分の出来ることはやってきた彼ですが、POに入ってシュートが入らなさすぎました。リターンが低い選手のトレードをする意味があまりありません。まだ若く、機動力があり、複数年契約も残ってる状態では勿体ないとすら思います。というかサンズに負けたことでクズマの価値が示されませんでしたが、LACやBOSみたいなウィングがエースのところに当たったらクズマのディフェンスはもっと光っていたのではないかと思います。かと言ってこの中で唯一変えがきく気もするのがクズマでもあります。

 

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次に指名権ですが、22位指名は素材型よりは、的確に3&Dにして欲しいです。NBAで即座に通用するかは分かりませんが、もうシューターに悩まされるのは懲り懲りです。今年は豊作年らしいので、22位でも掘り出せるはずです。LALの育成は賛否両論ありますが、幸いドラフトの腕だけは中々なもんがあります。ルーキー契約という格安で数年貢献できる選手はとっても大事です。

 

ちなみにレイカーズプレーオフ中はワイドオープンの試投数は上から4番目で、確率と決めた本数はしたから3番目とかだった気がします。間違ってたらごめんなさい。なので、全員同時に調子悪くなったのは運と、ADの怪我や連覇のプレッシャーによる動揺などメンタルが大きい気もします。(戦術はそんな悪くないという事が言いたい。)

 

↑追記 調べた所プレーオフで相手との距離6feet以上(ワイドオープン)の3ポイントは指投数なんと17.7本でリーグtop2であり、確率は32.1%下から2位ととんでもないことになっていました。つまりワイドオープンは作れていても何故か確率悪かったということがわかります。地獄です。そもそもLALは3ptが多いチームではないので、その中でもワイドオープンが多いのは素晴らしいですよね。やっぱり戦術はそんな悪くなかったように思います。

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さらに再契約して欲しいのは、マシューズ、キーフも正直残して欲しいです。しかし、どちらもベテランミニマムあたりの可能性が高いと思うので、残ってくれるか微妙です。プレーオフチームでもスタメン級だと思いますし、実際去年はスタメンで出てましたし。なので残ってくれるか分かりません。いや、贅沢なことは分かってるんですけど、なんせプレータイムがないんですよね。出場したり、しなかったり、しても出場時間少なくて1試合1.2本3打って終わりって扱いで、シーズンを通してリズムを掴むのが難しそうでした。

それとこの2人にも共通して言えるのは、「コート外のケミストリーは完璧なものだった。このチームが万全なら優勝出来た。」といったニュアンスを多くの選手が敗退後の会見で残しています。なので案外再契約を望んでる選手もいるのかもしれません。(希望)

 

 

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万全であれば優勝出来た。これを聞いて何となく思い出しませんか?シーズン前に昨季よりパワーアップを感じたロスターを。ADの怪我前にRS1位だったあの頃を。AD、レブロンが抜けてもシーズンを通してディフェンシブレーティングが1位であったことを。そしてADが第4戦で怪我するまでサンズに2-1でリードしていた事を。そうなんです。焦る必要はないんです。確かに結果は1回戦敗退でした。しかし本当に1回戦敗退するチームだったかという事です。そこまで大きな改革はいらないのではないか、もう一度このチームでコート内のケミストリーを合わせていった方が良いのではないかと思います。チーム内の雰囲気も勝てないからと険悪では、ありませんでした。思ったより怪我が増え、長引き、最後はこれまた想像以上にシュートが入らなかったそれだけです。

 

これ以上は長くなりすぎるので、まとめるとこのままケミストリーを高めていく方がよっぽど結果に繋がるんじゃね?だって本当に焦るのはシーズンが進んでからでいいし、今は再契約を優先して、ドラフトを的確にし、コーチ陣を充実させて、怪我をとにかくしないこと。勿論アスレチックなビッグマンやシューターが獲得できるに越した事はありませんが、それって本当にオフシーズンに行う必要あるの?って話です。今回の敗退を誰かのせいにしてトレードしたりするのは簡単です。でも冷静に考えたら、このチームはもっともっとやれるでしょって思いませんか?ぜひ皆さんの意見も聞きたいです。なんだかんだ1時間かかってしまいました。長々とここまで読んでくれた方ありがとうございます。それでは、また。(10ヶ月後にならないようにしたい)

 

 

 

レブロンとデイビスが支配的なデュオになれた理由

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今回は先日優勝したレイカーズのデュオについて書いていこうと思う。テンションが低く見えるかも知れないが、めちゃくちゃ感動して、泣きそうになった。そんで高いひつまぶしを食べに行った話はここではしない。本当はレイカーズ優勝!!!ぎゃー!!!ってやりたいけどね。

では、レブロンとADの支配的デュオについてどうしてここまで成功しているのかレブロンファンからの印象で書いていく。データなどは特に使用しないため、正しいかは分からないが素人なり考えた事を読んでくれたらと思う。

 

 

【はじめに】

2019年7月の事である。アンソニーデイビスという男がレブロンジェームズと手を組むという壮大な物語が始まった。史上最高のオールラウンダー、レブロン・ジェームズと現役最高のフィニッシャー、アンソニーデイビスの融合は想像を遥かに超える破壊力を持っていた。「スペーシングは?」「ADはストレッチになるだろう」「空中分解路線」シーズン前にここまでの破壊力を誰か予想出来たものはいただろうか?もしかしたら本人達でさえ、1年でここまで早くここまで熟成させれるとは思わなかったに違いない。

 

 

【ウェイドやカイリー以上の相棒か?】

これはシーズン中から度々言われて来た事だが、ここにきてADこそレブロンの最高の相棒だと考える人も増えているようだ。これについてレブロンファンからの意見を率直に言わせて頂くとADこそレブロンにとって最高の相棒であると考えている。これは紛れもない事実である。

これに対して驚きを示した人もいるかもしれない。これは優勝したからちょっと盛り上がってしまって一時の感情で言っているのではく、勿論それなりに理由も用意している。

 

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まずウェイドはそもそもプレースタイル的にレブロンと共存出来ていたかという根本的な疑問がある。レブロンは3において平均的な選手であり、ウェイドはガードの中では外は苦手な選手である。実際スポールストラHCはレブロンとウェイドを極めて時間をずらす工夫をしている。ハイライトでは、確かにレブロンとウェイドのアリウープや速攻は観るものを魅了した。しかしそれは1つのプレーであり試合を通してのプレースタイルの相性とは話が別である。お互いパサーであり、フィニッシャーであるという特異なプレイヤーだったからこそ多くのハイライトが生まれ、相棒としての認識は広まった。共存という意味ではレブロンとADほど同時に出ている時に相手に脅威を与えていたとは決して言えないのである。

次にカイリーである。むしろウェイドよりこちらの方が共存という意味では良かったのかもしれない。ウェイドには無いアウトサイドシュートがカイリーには既に備わっていた。ウェイドのようにアリウープパスも出すことも出来た。特にお互いがアイソレーションするというだけのシチュエーションならレブロンとカイリーの爆発力はレブロンとADをも凌ぐかもしれない。NBAファイナルでお互いが2試合連続で40点以上叩き出した2016の試合はそれの証明であろう。どちらかが邪魔になれば、片方が活躍できても片方はアジャストしプレースタイルを変える必要がある。しかしカイリーはレブロンとプレーする時にレブロンには無いリーグNo. 1のハンドリングと強力なアウトサイドシュートで特に大きくはプレースタイルを変えていない。これは少し言い方としては雑になってしまうが、お互いがやりやすいようにやった結果上手くいったわけであり、プレースタイルの相性が良いとしか言いようが無いのではないだろうか。

ここまで色々褒めたり、ケチをつけたがとりあえず言っておきたいのは、どちらもレブロンとは抜群の関係であり、強力なデュオである事に疑いの余地はない。それだけは明確にしておく必要がある。

 

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レブロンと組んできた他のPF】

では、同じPFのボッシュとラブはどうだろうか。そもそもレブロン程の選手と組むとどうして合わない可能性があるのか考えた事はあるだろうか。理由は簡単である。レブロンが何をやっても、高いレベルで出来るからである。レブロンの能力値をパラメーターにするならコーンフレークである。とてもバランスが良く全てにおいて高数値を叩き出す。ラブとボッシュは3人目としての動きが期待されていたわけであり、少々役割としては理不尽な比較にはなるがレブロンに勝る部分がほぼ無かったのである。2人とも元々の所属してたチームではオフェンスで化け物のようなオールスターである。しかし結局の所レブロンが全てできてしまうため、じゃあレブロンがやれば良くないか?となってしまう。そうしてレブロンが平均的かつ、最も必要なストレッチという選手にアジャストしていく事になるのである。

 

では、タイトルの通りADはどうだろうか。彼にはまずディフェンスがリーグで3つの指に入るという圧倒的な武器がある。レブロンは所属して来たチームで常にナンバーワンのディフェンダーであった。バスケにおいてディフェンスとオフェンスは半分ずつある。つまり相性のマックスが100だとすると50は既に同時に出す意味があるのである。(ウェイドも守備はある程度上手かったが衰えは見られた。ボッシュはアジャストして途中から上手くなった。カイリー、ラブはディフェンスでは穴という見方が大半である)ではオフェンスは?となるがここで大きかったのは実はレブロンの衰えなのではないかと思う。彼の身体能力は最盛期の彼からしたら60%〜70%くらいに感じる人もいるだろう。(たまに復活するのは否めないが)これに伴いフィニッシュ力の低下は大きな影響を受けている。これを補うのがリーグ最高のフィニッシャーであるADである。というかレブロンが全盛期でもADのフィニッシュ能力は疑いようがない。そしてもちろんADは外も打てるという高次元の選手なのだ。レブロンは衰える事のないバスケIQを駆使して、パサーとしてアシストを量産し、ADはレブロンのキャリア17年の中で初めてレブロンよりシーズンの平均得点が上にいるチームメイトになった。

レブロンの衰えたディフェンスとフィニッシュ力というものをそのまま補うのがADであり、さらにストレッチも可能と言った"今"のレブロンにぴったりなのである。もし身体能力全盛期の

レブロンと組んだらもしかしたらADは役割がもっと制限されていて、ここまでの補完性はなかったのかもしれない。補完性というと逆も然りでADには頼りない圧倒的なプレーメイク力を持ち合わせ、更にアウトサイドに磨きをかけている"今"のレブロンはADにとっても最高の相棒である。またレブロンはカンファレンスファイナルを突破した後のインタビューでも答えていたが、ADとの間にジェラシーが無いという。実際本当に0なのかは負けず嫌いのNBA選手なので分からないが、お互いが信頼し、リスペクトを持っているのは多くの場面で見られる。お互いインタビューが終わるまでコートで待っていたり、タコチューズデイに呼んだり。そもそもADはレブロンのキャンプに個人的に参加する程レブロンをリスペクトをしている。ウェイドがレブロンに背中を押してもらったように、今はレブロンがADの背中を押そうとしているのが見える。シーズン前から背番号23を譲ろうとしたり、タコチューズデイパーティーに呼んで信頼関係を築き上げてきた。つまりプレー面の相性としてはカイリー。性格的、精神的な相性はウェイドと言う良い所取りみたいなのがレブロンとADのデュオなのかも知れない。

シーズン前に意見されていたスペーシングの問題。確かにインサイドの蹂躙というお互いが得意とするプレーエリアは被っているが、よく考えたらミドルも3も打てるし、そもそも狭くても決めてしまうのがこの2人でしたという何ともバスケを舐めたような答えとともに共存が成功しているのである。

 

 

 

 

【最後に】

この文章を読めば、理論的に穴のある部分は見えるが、大まかには合っているのではないかと思う。ではなぜ穴があると分かっていながらこの記事を書いたかと言うと書き始めたら2000字書いてて、このままお蔵入りするのは勿体無いと考えたからである。実は更新頻度がかなり遅い時があったが、その時に書き溜めた記事は10はある。しかしどれも納得できる内容ではなかったため、お蔵入りとなっている。日の目を見る機会はないだろう。

最後に正直かなりレブロンファンとしてバイアスがかかってしまっている事をレイカーズファンから多少のお叱りを受ける覚悟で書く。コービーとシャックが成し遂げた実績には到底及んでいないが最大瞬間風速の支配的な実力では、十分匹敵するレベルにあるのではないかと個人的に思っている。(超えたはない)勿論これは根拠もなければコービーとシャックのデュオをしっかり見て来ていない自分に言う資格は無いと思う。しかしそれほどまでにレブロンデイビスは支配的だと感じざるを得ない。実際のところ結局この2人を超えるという事は3連覇でもしない限り無いと思うが、私はどうしてもこの史上最高のオールラウンダーと現役最高ののフィニッシャーを歴史に残るデュオとして書きたいという欲があるのである。10年後レブロンとADのデュオがどのように評価されているか分からないが、何となくコービーとガソルのようにレイカーズファン以外にたまに忘れられるくらいのデュオになっていると悲しいのである。それを証明するためにも是非連覇、いや3連覇を見せて欲しいと思っている。

 

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でもまずはお疲レブロン

レイカーズvsヒート展開予想(2020NBAファイナル)

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今回のテーマはファイナル展望。LALvsMIAのシリーズについて予想していきます。なんだかんだどんなに多くてもこのチームはあと7試合で見れなくなる。そう思うと少し寂しくもあります。優勝までどちらも4勝、死闘が観たいです!ってか話変わるんですけど最近めっちゃ頑張って書いてません?ちょっと前なんて10ヶ月ぶりとかだったのに2週間おきに書いている。Twitterで毎回聞いてるんですよね。「書いて欲しいですか?〇〇イイネ超えたら書きます。」ってそしたら毎回超えてくるんですよ。案外需要あるのかーと思って書くわけです。そしてこのブログたった今オンライン授業中に書いてるんです。(誤字脱字は許してね)なので単位と引き換えにレイカーズが優勝してくれるなら自分は嬉しい限りです(泣)

 

いつも通り素人の偏見と希望によって成り立つブログですのでご了承下さい。

 

さてさてやってきました。西の大本命ロサンゼルスレイカーズと東のダークホースマイアミヒート。ここまで両チーム11勝3敗の安定感。まさかここがファイナルのカードになると思ってたのはウェイターズ以外いないでしょうね。どっちが勝っても優勝リングを手に入れます。KDはこんな感じを見習いましょう。これが最も困難な道です。前評判的には、レブロンとADの史上でも屈指のデュオvs全員バスケって構図ですね。マイアミ応援する人多いだろうなー。ってかずるいよ。ちゃっかりFAでバトラー取ってるのにまるでバトラーはうちのフランチャイズプレイヤーですよ。って顔してるもん。めちゃくちゃ似合ってるし。LALもMIAもどっちもビッグネームは昔から派手に獲得してきた仲なのに、何かコツコツタイプみたいな雰囲気出してんだよなー、まぁいいや。今回もこの流れで。

 

勝敗予想

内容予想

キーマン

まとめ

 

前置き長すぎましたが、それではどうぞ!

 

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【勝敗予想】

LAL 4-3 MIA

はい。第7戦まで、もつれこんでのレイカーズ優勝ですかね。どうせならGAME7まで行こうぜ!っていう希望です。レイカーズ優勢と見てる人が多い気もしますが、そんなんだったらヤニスのMILを叩きのめせないよー。クラッチタイムで手に汗握り、痺れまくるいいシリーズになる事を期待してますよ。

 

【内容予想】

正直、両チームともアジャストしてきたチームなので毎試合ごとに全然違うチームになる気もするんです。やはり一概には言えないですが、見所はお互いのディフェンスだと思います。レイカーズは言うまでもなく、ディフェンシブチームです。ただし、ヒートようにドラギッチ、バトラー、ヒーローといった複数人のプレーメーカーがいたチームとはやっていません。リラード、ハーデン、マレーと言ってしまえばその人だけを徹底して守ってきたプレーオフシリーズでした。これをHCのヴォーゲルがどのような戦術、また選手起用するのか楽しみです。

ヒートもバムをアンカーにゾーンディフェンスが鬼みたいなチーム。このゾーンディフェンスは強烈でBOSは大苦戦しました。多分最後まで攻略出来なかった?と思います。しかしレイカーズはレギュラーシーズン中にそれを攻略しています。ハイポストにADを置きました。フリースローライン辺りに出来るゾーンディフェンスのギャップに万能選手を置くわけです。何ならレブロンも置けます。というかレブロン置いた方がやばそう。ただし、イグダラとクラウダーはまだいない時の話です。もうひとつ、レイカーズが危機感を持つべきなのは、ヒートのトランジションディフェンス。ヒートはあのヤニスのトランジションを止めるチーム。3人で壁を作るわ、バムアデバヨのスピードとフィジカルはヤニスにすら通用したわけです。レイカーズもバックスと同じように速攻からのイージーバスケットを得意とします。レブロンがゴリゴリきて、ADとハワードがリムに突っ込み、KCPとダニグリがコーナーに走る。相手のディフェンスが整う前に、決めちゃいます。レイカーズはハーフコートで組み立てるオフェンスに不安がある以上このトランジションでのやり合いはとにかく大きな分かれ目になると予想します。

 

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【キーマン】

LAL

ハワード

ダニーグリーン

 

MIA

バムアデバヨ

バトラー 

 

LALのデュオがやらなきゃ負けるのでレブロンとADは外しました。ってかこの2人ならやるでしょ。1人目はハワード。ハワードは多分スタメンになる気がします。ヒートがゾーンディフェンスならがハイポストのADからハワードへのアリウープが見れるでしょう。またハワードは相手をファールトラブルに追い込めます。何故なら自分は6ファール使い切ってもマギーもいるし、ADもいますからアグレッシブにいけるわけです。ヨキッチもそれでかなり困ってましたね。バムがファールトラブルはヒートにとって1番のダメージになるはずです。2人目のダニーグリーンは何かSASファンがファイナルになれば当たるから!みたいな太鼓判を押してるので期待してあげます。そんな期待してないけど…今の所KCPの方が良いもんね。でも経験もありますし、ここで3ポイント決めまくってくれたら本当に楽です。ダンカンロビンソンなんかに負けるな!関係ないけど、ダニグリvsダンロビって何となく濁点とかダで始まるあたりの共通点良いよね(は?)

 

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ヒートファンの方もし見てたらごめんなさい。あんまり試合見てないので、印象だけで語っている部分はあるかもです。ヒートのキーマンの1人目はバムアデバヨ。バムさんは今季飛躍しすぎ。オフェンスディフェンスでヒートの心臓。まるでドレイモンドグリーンの進化系にみえます。攻守において最重要なので、ここでボストン戦Game6みたいなプレーされたらお手上げでしょう。ADとレブロン両方に単体でつけるでしょうし、こいつ本当にやばいです。多分レイカーズ1番ビビってるでしょうね。次はバトラー。ヒーローと迷ったけど、ここは無難にバトラーにしておきます。まぁどう考えてもクラッチタイムは訪れるでしょうね。誰が打つのか?バトラーでしょ。ヒーローも強心臓っぷりを見せてますけど、やっぱバトラーに託すと思うんです。レブロンを越えれるかが最終試験だって本人も語ってましたけど、クラッチタイムでレブロンにやられてきたバトラーです。ファイナルの舞台でそれをひっくり返すのか。キーマンに挙げさせてもらいました。

 

【まとめ】

正直キーマンってHC同士じゃね?ってなってます。全く読めません。でもそれがファイナルの楽しみです。そしてそれを越えてくるのがNBAにハマる理由です。このブログの予想は大外れになるかもしれませんし、めちゃくちゃ当たるかも分かりませんが、そんな事はどうだって良い。このコロナの時期にNBAが観れる。これはとても幸せな事です。バブルを支える裏方は沢山いるでしょう。社会人になったら、いや、30代40代になっても「あぁーオンライン授業受けながら、サボりつつNBAファイナル観たなー」って思い返してエモい気持ちになるでしょう。そんなファイナルを今から観れるのです。どうですか?観たくなってきたでしょ。

 

最後に贅沢な事をレブロンファンとして言わせてください。レイカーズの優勝とレブロンのFMVPを見たいです。

 

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それではレイカーズ優勝を願って選手達の掛け声でも真似しますか。1.2.3 MAMBA!!!

 

 

 

レイカーズvsナゲッツ色々予想(2020 westan conference final)

今回はロサンゼルスレイカーズ(LAL)vsデンバーナゲッツ(DEN)について徹底的に予想していこうと思います。遂に来ましたカンファレンスファイナル。まさかまさかのデンバーナゲッツ。ナンバーワン優勝候補のクリッパーズさんは半ば空中分解のような形で3勝1敗からの逆転負け。ヤニス、カワイが敗退した今、2020現役最強はレブロンジェームズで間違いないでしょう。昨日受賞したALL NBA 1st team 歴代最多のレブロンについてもっと話したいんですけどこの辺にしておきます!さっさとやります。毎度の事ですが、素人なので戦術とかよく分かんないし、データとかも使わないので偏見と希望で成り立つ考察となっております。それでは、今回も前回と同じような形でいきたいと思います。

ちなみにオンライン授業中に片手間で書いているので、誤字脱字は許してね。

 

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勝敗予想

内容予想

両チームキーマン

おまけ

こんな感じで行きます。それではどうぞ。

 

 

【勝敗予想】

LAL 4-2 DEN

レイカーズファイナル進出

 

人によってはナゲッツの力を見くびりすぎと思うかもしれません。勢いもありますし、初戦レイカーズが落としたら7ゲーム行くと思います。レイカーズはワンポゼッションを試合終了まで競った試合がこのプレーオフありません。ってかセルティックス、ヒート、ナゲッツは上がってくる時から毎試合とてつもない接戦を演じてますよね。デンバーなんて負けたらシーズンを終わりの試合を6試合連続で勝ってるわけです。若手といえどもうその自信はレイカーズを凌駕している事でしょう。経験値的にはレイカーズ有利ですが、クズマ、カルーソなどがそこまでの接戦でそこまでのパフォーマンスが出来るか全く予想が出来ません。

 

【内容予想】

LALはHOU戦とは真逆に2BIGのラインナップを起用すると予想します。AD &マギー、AD &ハワードの2BIGでヨキッチにマッチアップ出来る選手を増やしていくと思います。DENはレブロンへの答えを見つける事ができるかというのが大きな課題だと思います。ADは守れませんが、DENにもヨキッチがいるため試合での存在感で言えば、相殺の可能性が高いです。もう一つの予想としてLALはヨキッチにダブルチームをしないのではないかと考えます。LACは度々ダブルチームをしていましたが、むしろヨキッチの視野を活かす形でカットしてくる選手やシューターを捕まえる事が出来ずに失点していました。ヴォーゲルがどのように守備を構築するのか楽しみな部分です。レギュラーシーズンでは、延長含む接戦の末レイカーズが3勝とナゲッツの大勝が1試合となっています。ただし、レイカーズが勝利した3試合のうちの1試合はナゲッツがスタメンを起用していなかったため、実質2勝2敗と考えても良いかもしれません。LALからするとHOUより相性が良いと感じていると思いますが、お互い優れた修正能力でここまで勝ち上がってきたので延長戦など、激しい接戦になると予想します。

ちなみにヴォーゲルHCはヒューストン・ロケッツとのシリーズ最後の4試合で計23分の出場に終わったセンター陣(ジャベール・マギー、ドワイト・ハワード)を積極的に起用していくことを明言しています。

「このシリーズは(前のシリーズとは)少し違ってくる。いや、実際は大きく異なるかな。センター陣を使っていくだろうから。今の時点ではまだ細かい部分まで話したくはない。だがレイカーズとして、この1年間やってきたからね。前のシリーズではスモールボールにアジャストしてみせた。(次のシリーズでは)本来の形に戻ることになるだろうね」と話しているため、スタメンの変更と起用方の変更は確定だと思われます。

 

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【キーマン】

LAL ハワード レブロン

DEN マレー 

 

LALはもしかしたら、ハワードをスタメンに起用する可能性もあるかもしれません。ヨキッチ対策としてはマギーよりフィジカルに戦えるハワードは優れていると思います。レブロンは単純にレブロンキラーと言われる選手がDENにいないため、大車輪の活躍を期待してます。HOU戦では高さのアドバンテージがあるADをキーマンとしましたが、今回はレブロンに活躍してもらいましょう。彼のモチベーションは非常に高まっていると思います。LACとMILが敗退した今、ファンの贔屓をなしにしてもLALが優勝候補筆頭でしょう。このチャンスが回ってくるのは、レブロンのキャリアでも最後になる可能性もあります。優勝した2016よりも優勝を捉えていると言っても全くの過言ではありません。

DENでマレーをあげたのは、彼の爆発力は大きな可能性を秘めています。1回戦では50得点を連発、LACとのgame7でも40得点を叩き出し、彼の活躍がLALの自慢のガード陣にダメージを与えられるかが大きな鍵になります。LAC戦ではヨキッチとのP&Rを5千回くらいやってましたが、LACは結局攻略出来ませんでした。マレーがここでさらにスーパースターの階段を上がるなら大きな脅威です。

 

【まとめ】

結論から言うと分かりません。お互いチームのケミストリーが良く、チームの雰囲気も本当に楽しそうです。プレーオフ中にもどんどん成長して素晴らしいチームとなっています。何となくですが、レギュラーシーズンを見てる限りオフェンスの殴り合いになるのでは?とプレーオフっぽくない予想でまとめておきます。どちらにとっても厳しいシリーズとなるのは間違いないでしょう!(投げやり)全くまとまってない、いつも通りのブログとなりましたが、今回はこんな感じで終わります。疲れました。それではー!

 

おまけ

レイカーズは厚い選手層とスターという武器を揃えています。しかしそれ以上に効果的、そして絶対的な切り札の話をしましょう。(⚠︎下ネタになります。)

 

マレーがヨキッチとのP&Rをやり始めたら、オンライン観戦の観客は全員揃って画面にデカデカと例の映像を映しだします。(※例の映像とは、マレーがInstagramで誤投稿してしまった戦闘態勢の息子さんの映像の事です。)マレーを数百のマレーの息子で取り囲む。まさにカンファレンスファイナルらしい頭脳と頭脳の勝負。ナゲッツはgame7を2回も制しましたから下半身にきてるかもしれません。いや、マレーの下半身は元気でしょう。と、DENファンを大きく揺さぶった所でやめておきます。いや、もっとこの話してくれ!って人はハワードくらいにビンタされた方が良いと思います。ただ、これはどんなダブルチームより効果的だと思うのです。(まだ言う)

次回も見てくれたら嬉しいです。それでは!